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無題
昔々ある所に、いばら姫と呼ばれる少女がおったそうな。
いばら姫の声はそれはそれは美しく、歌声はまるで天上の鈴の様と大層評判が良かったそうな。
いばら姫は山間の小さな村に住んでおったが、ある日いばら姫の美しい声に嫉妬した魔女に呪いをかけられ、村人は皆ゾンビになってしまったそうな。
美しい声を奪われたものの、持ち前のフィジカルで知性を確保する事に成功したいばら姫じゃったが、あーうー言いながら村を徘徊する村人たちを見ては泣いて過ごす日々が続いたそうな。
そんなある日、大きな狼がいばら姫のもとへやって来たそうな。
狼が言うには
「主がこの村でゾンビになってしまった」
「この村へ来る道すがら魔女をイートインしてきたが呪いは解けなかった」
「この村でゾンビになった者は殺しても殺しても、またゾンビになってしまう」
「しかしある歌を歌っている間は呪いが弱まり、その歌を聞かせている間ならゾンビを殺すことが出来るらしい」
「主を眠りにつかせてやりたい」
「しかし自分は動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳網ネコ目イヌ科イヌ属タイリクオオカミ種イエイヌ亜種だから上手く歌えない」
「哀れな主のため、代わりに歌を歌ってはくれないだろうか」
「主のついでに村人たちもパックンマックンしてやるから」
はじめは喉の不調を理由に歌いたがらなかったいばら姫じゃったが、1匹でも果敢にゾンビ無双を繰り広げる狼の姿に心を打たれ、ついには歌う事を決心したそうな。
いばら姫のデスヴォイスと狼のハングリー精神で快進撃は続いたが、突如立ちはばかった菅首相の軽快なフットワークと強烈なブローであえなくノックアウト、1人と1匹のファイティングジャーニーは幕を閉じたそうな。
今日みた夢。若干誇張。なんで菅なんだよ!途中まで順調にファンタジーやってたじゃん!そんな感じ。どうでもいい。
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